私、ひらOT(作業療法士)

訪問作業療法士です。アラフォーです。心理学を取り入れて臨んでいます。

隔離生活6日目

帯状疱疹の感染リスクがあるということで

 

個室に隔離されて6日目。

 

普段、できないこと

資料づくりや買いためてた本を読むとか

 

しようと思うんですが

なかなかできないものですね。

 

まず、ベッドがあるから通常よりも

やはり寝転んでしまう。

 

刺激が一定過ぎて覚醒レベルが

上がりにくい?

日光照射量はじめ環境が限定されている。

テレビ、本、スマホ、看護師さん

変わらない景色、気温など

 

運動制限(環境的にも)があるため

血流量があがらない。

 

おそらく自律神経のバランス的に

リラックスの副交感神経が優位に

なっている気がします。

 

でも交感神経もバランス良く使うために

 

刺激を求めて

廊下を眺めたり、窓を開けたり、体操したり

足踏みしたり、部屋内をウロウロしたり

 

生活上、一定の感覚刺激のみでは

人間耐えられないのかもしれない

そんな気がします。

 

地域包括ケアシステム

先日、市の職員の方がお見舞いに

来てくださいました。

 

地域包括システムの一端となる政策を

進められている方で、私もお役に立てることが

あれば、と日頃意見交換をいたしております。

 

わたし自身、ひらのOTなわけですが

地域包括ケアシステムを作るに当たり

OTができることって沢山あると

思うんです。

 

介護予防の分野であれば

 

人間作業モデルやカナダ作業遂行モデル

などの生活にスポットを当てる

作業療法理論

 

心理、思考から作業療法を考える

COTなど

 

有効に使えそうと感じています。

 

身体機能に偏りがちなリハビリのイメージの中

オリジナリティを出すためにも

ぜひOT特有の考え方も

市民の方たちへ

役立てて行きたい

 

そう考えます。

 

わたし自身、作業療法のことしかよく

わからない職業バカですが

市に少しでも貢献できればいいな。

隔離生活5日目

ひらOTです。

 

帯状疱疹で入院5日目。

部屋からはシャワー以外出ることは禁止。

 

無意味に部屋を歩き回る

外を眺める

窓を開ける

をしばらく繰り返すも…

 

とにかく!外に出たい!!

 

わたしゃ自由になりたい!!

 

贅沢は言わん、お日さんの光を当てる浴びて

深呼吸がしたいんじゃ!

 

ひとところにいるとこんな気持ちになるんですね。

 

移動が制限され周囲のフォローが必要な

高齢者の方(特に施設入所者さん)

 

こんな気持ちになるんでしょうか?

 

人は環境に適合すると

こんな制限のある生活でも「仕方ない」

こんな中でも満足しないとって

感じてくるでしょうか?

 

最初は生活に希望をもっていたけど

「もうこんな生活でええんや、歳やし」

と仰る男性

諦められたタイミングで

よく訪問リハビリの依頼がきます。

 

思考が固まるもう少し前に

依頼をいただきたいものです。 

帯状疱疹の痛み

ひらOTです。

 

先日、帯状疱疹になりました。今も治療中です。

 

もう痛みのピークは過ぎたんですが

 

病態の変化をつづっていきます。

 

初期症状

【あれ?右下腹部が…】

右下腹部が時々、ピリピリしました。

ん?これ?帯状疱疹かなー。

程度の痛みでした。

 

4日後

【あいたたたたた!】

右の腰部に激烈な痛みが!

痛みには少し波があり歩行に不安感が出る程度

 

5日後

【もう、無理、誰か痛み止めて!】

痛み(右腹部〜腰部)は激しさを増し、

その波が来たら

身体を折り脂汗を流しながらやり過ごす

誰かなんでもいいからこの痛みを止めて!

痛み部位の皮膚も水ぶくれで大変なことに

 

7日後

【なんで私ばっかりこんなに辛い目に】

さらに痛みは増し、歩けなくなる

立つことすらままならず

どんな姿勢で寝ていても苦痛

不覚にも涙が出る

 

9日後

【高熱と頭痛はじまる】

信じられないほどの悪寒と頭痛

いよいよウイルスが中枢神経へ?

入院となる

 

なぜ帯状疱疹でこんなに悪化したのか?

 

生活パターンの代償

しかし、会社を【クビ】になったりしないだろうか?

 

この一年間、インフルエンザを2回、感染性胃腸炎、急性腰痛症(ぎっくり腰)帯状疱疹

 

と、長期休養を余儀なくされる疾患にかかっている。

 

感染源は祖母や息子

 

何かの呪いか、誰かが何らかの理由で

私に呪いをかけてる…、わけないか。

呪われるようなことで思い当たるフシがないし。

 

加齢による心身の変化と生活のバランスが

とれてないんだろうな。

 

これは作業療法士としてどうなんだろう。

 

【理想】

自分の心身状態を正確に知る

(身の程を知る)

それに合った生活を自分でコントロールする

 

これぞOT!

 

運動や食事に気を使うようになってるけど

足りないんやろな。

入院は生活パターンを変化させる

ひらOTです。

普段は訪問リハビリをしております。



まだまだ入院しております。

一応、感染症ですので隔離された個室内で

療養生活中です。


広さ10畳程度の部屋で一週間…。


しんどいです。


入院前は

起床 身支度 子供の世話 運転 仕事

こども保育園迎え 家事 

などの作業が連続してました。

いわゆる活動に偏った生活パターンでした。


では入院後は…

起床 食事 点滴 食事 点滴 シャワー 皮膚処置

食事 点滴 就寝

こんな狭い部屋で食事(セルフケア)と

点滴以外の日課がない、

休息中心の生活パターン

ということです。




今回、これだけ生活パターンが変わり心身ともに

変化がありました。




体力低下、食欲低下(消費エネルギーの低下)

「何か有効に時間を使うべきだ」

という思考。



実際のよくわからない行動として

無意味に部屋内を歩き回る

窓からの景色を眺め続ける

がありました。

檻の中の動物のようです。

行きたいとこへ行きたい。



やたらと看護師さんが天使に見えます。

人が恋しくなりました。

誰かと喋りたい。


次に何をしたらいいかわからずに

日が暮れる

時間が沢山あると錯覚する。




そんな入院生活中

今は限りある物的環境下で

OTとして生活を組み立てるべきです!



【今できる活動】
携帯〈ブログ〉〈仕事の連絡〉〈友人とのやりとり〉
〈ラジオ〉

勉強〈専門書〉

資料作成〈教育分野用、パソコン〉

テレビ

音楽鑑賞〈Walkman



これくらいでしょうか?

これをどのように組み立てていこう?



この中でも、

生産活動と余暇活動


能動的か受動的作業



に分かれておりうまいこと

使い分けていかねばならないのですが…

まあ、適当で良いか…

良い看護師さん3つの要素

【良い看護師さん3つの要素】

ふだん、私は訪問リハビリで

色んなお宅に回っているわけです。

その中で看護師さんとチームとして

関わりがあります。



そして

当然、今回のように入院でもしない限り?

がっつり患者として看護師さんと関わることは

ないのです。


今回、入院中

ああ、ええ看護師さんって

患者に力と安心を与えることが

できるんやなー、

と思い

その方たちの共通点は何か?

を感じました。

考えてはないです。


1 【自然な笑顔がある】

当たり前!と言われそうですが、

「え?昨日なんか嫌なことあったん?」

「元々、そんなにクールなんですか?」

といったような能面フェイスの方は

単純に「恐い」

でも作り笑いもすぐわかる…。

なんでしょう、心の底からこの仕事に

やりがいや楽しさを見いだせている方なんでしょうね。

そんな方と話していると気持ちが楽になります。



2 【共感能力がある方】

わたしたち、リハビリの世界でも

よく言われます、「共感」

そもそも共感ってなんでしょうね?

共に感じる…、そうそう、うーん、

「相手の体験や立場、思考に身を置き、感情を共有する」

私はこれやと思ってるんですが

固いですね。


実際は患者の立場ですと、

「苦しいですね」「痛いですね」などの

共感する文言は

「口先だけ」はすぐにばれるなって

思いました。

本当に共感を感じた場合は

互いの表情や声質などがリンクする、

そう思います。


心理学にミラーリングというテクニックが

ありますがそれに近いものでしょうか?


とにかく心細い入院生活、

共感で救われます。


3 【看護スキルが高い】

プロとしては当たり前ですし、

こちらの病院はものすごく安心感があります。

時々、白いケーシーにボールペンの跡がついてる方

かわいらしいなと思う半面、

そそっかしいのかな、

と少し不安になります。


スキルが高いと

正確性が高い!

自信があるから説明もうまい!

堂々としている!(でも謙虚がいい)

スピーディー!

ですね。


えらそうなこと

言うてますが、私も

現場に戻ったら

今回、感じたことを

実践しないとです。


言うは易し行うは難し